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N1
Đề Thi Số /32
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問題8 次の文章を読んで、 後の問いに対する答えとして、 最もよいものを 1・2・3・4 から一つ 選びなさい。
(1)
旅行というと、事前に名所や評判の店を調べ、できるだけ計画どおりに回るほうが充実した旅になると思われがちである。確かに、限られた時間を有効に使うには、ある程度の準備は必要だろう。
しかし、予定どおりに進むことだけが旅の価値とは限らない。道を間違えたことで偶然面白い店を見つけたり、突然の雨で立ち寄った場所で思いがけない出会いがあったりすることもある。計画から外れた出来事があるからこそ、あとになって強く心に残る旅になるのではないだろうか。
45. 筆者の考えに合うのはどれか。
2
1) 予定外の出来事から得られる経験も、旅の大切な価値の一つである。
2) 限られた時間で多くの名所を回るには、計画どおりに行動するべきだ。
3) 旅行では計画を立てず、その場で行き先を決めたほうが思い出に残る。
4) 旅行を充実させるには、事前にできるだけ多くの情報を集めることが重要だ。
1
3
(2)
建築デザインにおいて、斬新なアイデアやひらめきだけで設計を進めることは一般的に推奨されません。しかし、すべての安全基準や過去のデータから一つずつ組み立てていては、現代の多様なニーズに応える画期的な空間は生まれません。そこで鍵となるのが、直感的なデザインセンスです。とはいえ、それだけに頼るわけにはいきません。奇抜なアイデアを思いついたら、必ず構造力学的な計算を行い、安全性を実証する必要があります。あるいは芸術性を追求したら、実際に利用する人々の声を集め、実用性を担保しなければならないのです。
46. 建築デザインにおける直感やアイデアについて、筆者はどのように考えているか。
2
1) 利用者の多様な声を聞いたうえで、斬新なアイデアを取り入れるべきだ。
2) 計算や実証をする時間がない場合は、直感的なセンスに頼ることも必要だ。
3) 画期的な空間には安全性や実用性が求められるため、ひらめきに頼ってはいけない。
4) 画期的な空間を生むには直感も必要だが、安全性や実用性の検証も欠かせない。
4
3
(3)
人間が悲しいときに流す「涙」は、他者の同情を引くためのシグナルとして進化の過程で備わったものだといわれる。群れで暮らす動物が、外敵の脅威を感じた際に発する警戒音に対して、仲間が即座に反応して助け合うように、人間の涙も周囲の保護を引き出す。また、大人が子どもの泣き顔を見て放っておけないのは、種を存続させるための遺伝子的なプログラムであると考えられている。これらの事実から、悲哀の表情や涙は単に内面的な感情の表れにとどまらず、社会的な繋がりを維持するための適応機能であり、感情そのものに先立つ生存戦略であると考えてもよいであろう。
47. 人間の涙や悲哀の表情について、筆者はどのように述べているか。
2
1) 他者の同情を引くためのシグナルであり、感情表現としては退化している。
2) 純粋な感情から生じるというより、集団内で生き残るための本能的な働きである。
3) 種を存続させるために生じるもので、周囲の環境を変化させる力を持っている。
4) 群れの仲間を助けるための本能的な動きだが、悲しみの感情が伴うこともある。
2
3
既存の枠組みや常識にとらわれず、独自の視点を持って新しい価値を生み出していく、独創性とは、そういう能力です。
そして、この独創性の逆説的なところは、その源泉が過去の偉大な作品や先人たちの型を徹底的に模倣する過程の中でこそ培われていくところにあります。古くから受け継がれてきた伝統的な型をそのまま受け入れ、深く理解する経験の中で、はじめて人は自分自身の独自の表現に気づくことができる。先人たちの軌跡をたどることで、独創性を育んでいくのです。
48. 逆説的なところとあるが、どのような点が逆説的なのか。
2
1) 新しいものを生み出す力なのに、過去の作品を否定しなければならない点。
2) 古い伝統を重んじる力なのに、先人たちの枠組みを壊す必要がある点。
3) 独自の価値を生み出す力なのに、既存の型を深く学ぶ過程が不可欠である点。
4) 先人の模倣から始まる力なのに、最終的には独自の表現を完成させる点。
3
3
問題9 次の文章を読んで、 後の問いに対する答えとして、 最もよいものを 1・2・3・4 から一つ 選びなさい。
(1)
プロのスポーツ選手が、試合前に必ず同じ靴下を履いたり、特定の音楽を聴いたりする「験担ぎ(げんかつぎ)」の話をよく耳にする。彼らのような過酷な勝負の世界に生きる、合理的であるはずの人間であっても、こうした非科学的なルーティンに頼るという事実は、人間がいかに理屈だけでは割り切れない、感情に左右される存在であるかを示している。
実際のところ、特定の靴下を履いたからといって、筋力や身体能力が向上するわけがない。だが、そのアイテムに物理的な力があるかどうかは本質ではないのだと思う。それは、極度の緊張状態にあるアスリートの脳に安心感を与える、一種の「精神安定剤」として機能しているのだろう。
これはお守りと同じで、「これを身につけていれば大丈夫だ」と思い込むことで、本来のパフォーマンスが発揮しやすくなる。むろん、それだけで実力以上の結果が出るわけではないという限界はある。しかし、極限のプレッシャーの中では、そのわずかな心の揺らぎを防ぐことが勝敗を分けるのだ。
験担ぎにおいて重要なのは、客観的な事実よりも個人の「思い込み」である。「今日は勝てる」とその気になれば、ピンチの場面でも体が硬直せず、積極的なプレーが選択できるようになる。一見無意味に思えるジンクスを信じることで、現実の結果に影響を及ぼす力が引き出されることもあるのである。
51. スポーツ選手の「験担ぎ」から、筆者は人間についてどのようなことが分かると述べているか。
3
1) 勝負の世界に生きる人間は、科学的な根拠よりも精神論を重視しがちである。
2) 合理的な思考を持つ人間であっても、理屈だけでは説明できない行動をとる。
3) プレッシャーに弱い人間ほど、非科学的なものにすがる傾向がある。
4) 人間は、自分の行動が矛盾していることに気づかないまま行動している。
2
3
52. 筆者によると、験担ぎはスポーツ選手にどのような効果をもたらすか。
3
1) 自分の実力以上の身体能力を無意識のうちに引き出してくれる。
2) 科学的に効果があると信じることで、新しい技術を習得しやすくなる。
3) 特別なアイテムを身につけることで、対戦相手にプレッシャーを与える。
4) お守りのように信じることで精神が安定し、本来の力が発揮しやすくなる。
4
3
(2)
全自動のロボット掃除機は、間違いなく日々の家事負担を減らしてくれます。不在の間に部屋をきれいに保ってくれるため、わたしも日々その便利さを実感しています。しかし、休日にその動きをじっくり観察していると、少し奇妙なことに気がつきます。
掃除機が動き出す前、わたしたちは床に落ちている物を拾い上げ、コード類を片付け、ロボット掃除機が引っかからないように通り道を作ってやります。これは、人間が機械に掃除を任せているというより、むしろ機械がスムーズに働けるように、人間が環境を整えているだけではないか。ふと、
そんな思いにとらわれました
。本来、人間の労力を減らすはずの機械のために、私たちがせわしなく動いているのです。極言すれば、人間はロボットが掃除しやすい環境を整えるための、単なる「準備係」になっているのかもしれません。
昨今、あらゆる機械が自動化され、人間は面倒な作業から解放されると言われています。しかし、家庭の掃除に関する限りでは、機械が自律的に動けば動くほど、人間はその機械を管理・補助するという新たな役割を背負わされている気がしてならないのです。
51. 筆者が
そんな思いにとらわれました
のはなぜか。
3
1) ロボット掃除機の性能が低く、人間が代わりに掃除をしなければならないから。
2) 機械に家事を任せきりにすることで、人間が怠惰になっていると感じたから。
3) 掃除を楽にするはずの機械のために、人間が環境を整えていると気づいたから。
4) ロボット掃除機が高機能になりすぎた結果、人間が操作できなくなっているから。
3
3
52. 掃除の自動化について、筆者はどのように考えているか。
3
1) 機械の自動化が進めば進むほど、人間は掃除の楽しさを見失っていく。
2) 機械が自律的に動くようになっても、人間には機械を補助する手間が残る。
3) 今後さらに自動化が進めば、人間は完全に掃除の手間から解放される。
4) ロボット掃除機に頼りすぎることで、人間の掃除に関する技術が低下する。
2
3
(3)
高い場所に到達して絶景を見下ろすこと、あるいは未知の自然の中を進んでいくことは、非常に爽快である。しかし、日常生活の中で、そうした達成感を純粋に味わう機会は、現代社会ではそれほど多くない。
本格的な登山が人を引きつけるのは、単に山頂に立てるからではない。たとえば、整備された道を使えば短時間で行ける場所でも、あえて遠回りの尾根道を選ぶ。スマートフォンの地図に頼れば迷わず進める場面でも、紙の地図やコンパスを使って現在地を確かめる。こうした制限は、一見すると不便で非効率に見える。
しかし、その不便さこそが登山の経験を濃いものにしている。ヘリコプターで簡単に山頂に降り立つだけでは、登山者が求める満足感は得にくいだろう。登山において重要なのは、頂上という結果だけではなく、そこに至るまでの不確かさを自分で引き受けることなのだ。
天候を読み、体力を配分し、進むべき道を判断する。その一つ一つの選択を積み重ねた結果として山頂に立つからこそ、登り切ったことに価値が生まれる。そして結果としての登頂とは別に、自分の判断と行動によって困難を少しずつ乗り越えていく過程そのものも、登山の大きな魅力となるのである。
53. 筆者によると、本格的な登山が人を引きつけるのはなぜか。
3
1) 山頂から見える景色が、日常生活では決して味わえないほど美しいから。
2) 道具や交通手段を自由に使えば、誰でも簡単に達成感を得られるから。
3) 頂上に到達するまでの不確かさを自分で引き受けるところに価値があるから。
4) 危険な山ほど、登山者にとって社会的に高く評価されるから。
3
3
54. 筆者によると、登山であえて制限を設けることにはどのような意味があるか。
3
1) 登頂までの過程を不便にすることで、判断や行動を積み重ねる面白さが生まれる。
2) 便利な道具を使わないことで、登山の危険性を完全になくすことができる。
3) 遠回りを選ぶことで、頂上に着いた後の景色がより美しく見えるようになる。
4) 手段を限定することで、他の登山者より早く山頂に着くことができる。
1
3
(4)
「誰が悪いのか」「なぜこんな事件が起きたのか」。複雑な社会問題に直面して不安を抱えた私たちのスマートフォンには、事態を単純化し、白黒をはっきりつけてくれるまとめ記事や解説動画が次々と流れてくる。そうした言葉は、混乱している心をすぐに落ち着かせてくれるため、つい受け入れたくなる。
そんなとき、「これは物事の表面的な部分だけを切り取った説明にすぎないのではないか。もっと背景を調べ、考え続けるべきではないか」という違和感が生じることがある。しかし私たちは、その違和感を脇に追いやり、不安や疑問を瞬時に消し去ってくれる「わかりやすい結論」に身を預けてしまいがちである。そうした情報消費の誘惑に抗うことがいかに難しいかは、誰も否定できないだろう。
タイムラインにあふれる数々の「単純化された正義」の魅力に抵抗し、早く安心したいという誘惑の中で、「本当にそうだろうか。何か見落としている視点があるのではないか」とつぶやいてみること。それが、情報社会における批判的思考の態度である。
批判的思考は、必ずしもすぐに正解を与えてくれるものではない。むしろ、お手軽な結論に飛びつくのではなく、あえて不確実さの中にとどまることを求める。みんなが深く考えることをやめ、問題を単純な悪者探しで片づけようとする流れの中で、「ここにはまだ見過ごされた複雑な問題があります」と問いを差し出すこと。そこに、批判的思考の重要な役割があるのではないだろうか。
55. 筆者によると、人々はなぜ「わかりやすい結論」を受け入れてしまうのか。
3
1) 自分自身で深く調べるだけの時間や手段を持っていないから。
2) 複雑な問題に対する不安や疑問から、早く解放されたいから。
3) まとめ記事や解説動画は、常に事実を正確に示しているから。
4) 単純化された正義こそが、社会問題を解決する唯一の方法だと思っているから。
2
3
56. 批判的思考の役割として、筆者が述べているものはどれか。
3
1) 複雑な問題を誰にでもわかるように単純化して説明すること。
2) 多くの情報の中から、最も正しい結論をすばやく選び出すこと。
3) 安易な結論で片づけようとする流れに対し、見落とされた問題を問い直すこと。
4) 感情的な対立を避けるために、社会問題について判断することを控えること。
3
3
問題10 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを、1. 2. · 3. · 4から一つ選びなさい。
若手社員の育成の場では、本人のやりたい仕事をできるだけ任せることが、自主性を伸ばすことだと考えられがちである。たとえば、「企画に関わりたい」と言えばすぐに企画の補助に入れ、「調整業務は向いていない」と言えば別の社員に任せる、といった対応である。
確かに、本人の①
希望する業務
を尊重することには意味がある。関心のある仕事に携われば意欲は高まりやすいし、思わぬ能力が発揮されることもある。上司として、若手にやりがいを持って働いてほしいと思う気持ちも理解できる。実際、希望に沿った配置がよい結果につながる場合も少なくない。
しかし、若手が口にする「希望」と、長期的な成長を見据えた「判断」とは同じではない。入社して間もない社員は、仕事の全体像を十分に知らないまま、「目立つ仕事をしたい」「細かな確認作業は避けたい」と感じることがある。そうした希望をそのまま通し続けることは、自主性を育てることではなく、必要な経験を与えないままにする対応になりかねない。
若手への対応が甘くなってしまう上司には、部下の意欲を下げたくないという思いがある。また、忙しさのあまり、希望の背景を聞いたり、仕事の意味を説明したりする手間を省いてしまう場合もある。けれども、その場では穏便に済んだように見えても、そうした対応が続けば、若手の中に「自分の希望は基本的に通るものだ」という認識が固定化していく。
会社という組織で働く以上、個人の希望が常に優先されるわけではない。必要に応じて、本人が望まない業務や異動を任されることもある。そのとき、これまで希望通りに扱われてきた若手は②
行き詰まる
ことになる。「自分は正当に評価されていない」「この職場では自分の力を生かせない」と受け止め、組織への不満を強めてしまうのである。
一方、上司は「あれほど希望を聞いてきたのに、なぜ急に不満を言うのか」と戸惑う。こうしたすれ違いが生じるのは、希望を聞くことはあっても、その希望を仕事上の課題や将来の成長と結びつけて話し合う機会が十分になかったからである。
そうならないためには、若手とよく対話し、その希望を本人がより客観的に捉え直せるよう導くことが必要である。「企画をやりたい」という希望に対しても、「なぜそれに関心があるのか」「その仕事を任されるには、今どの経験が足りないのか」といった点を話し合うべきだ。その過程で、若手自身が自分の希望を修正したり、今取り組むべき課題を納得して受け入れたりできれば望ましい。
若手の希望に対して、頭ごなしに退けるのでもなく、かといってそのまま受け入れるのでもない。対話を通じて、本人の意欲と組織の必要性の間に現実的な着地点を見いだすことこそが、若手を職業人として成長させるうえで大切なのではないだろうか。
57. ①
希望する業務
について、上司はどう対応すればいいと筆者は考えているか。
3
1) 若手の意欲を反映したものなので、できるだけ希望通りに任せるべきだ。
2) 深く考えずに言っている場合もあるため、すべてをそのまま受け入れる必要はない。
3) 経験不足から生じるものなので、仕事上の判断にはまったく関係がない。
4) 本人の能力を示すものではあるが、他の社員の希望より優先すべきではない。
2
3
58. ②
行き詰まる
とあるが、若手社員はどのような状態になるのか。
3
1) 希望通りの仕事を任されない理由を理解し、上司への依存をやめるようになる。
2) 自分の希望が通らないことを、評価や職場環境への不満として受け止めるようになる。
3) 会社では個人の希望が通らないものだと悟り、自分の考えを表に出さなくなる。
4) 任された仕事の意味を知ろうとして、上司に説明を求めるようになる。
2
3
59. 筆者によると、若手社員が何かを希望したとき、上司はどのように対応するのがよいか。
3
1) 対話を重ね、若手が自分の希望を取り下げるまで根気よく説得する。
2) 若手の意欲を守るため、できるだけ本人の希望に近い仕事を用意する。
3) 上司の判断を丁寧に説明し、若手が不満を持たないよう納得させる。
4) 希望の理由や必要な経験を話し合い、本人の意欲と組織の必要性の着地点を探る。
4
3
問題11. 次の A と B の意見文を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよい ものを、 1. · 2. · 3 · 4 から 一つ選びなさい。
A
専門的な道を進む中で、努力しているのに前へ進めない時期がある。そういう時に必要なのは、ただ量を増やすことではなく、何が妨げになっているのかを冷静に見極めることだ。知識が不足しているのか、練習の方向がずれているのか、あるいは目標の立て方が大きすぎるのか。自分だけで判断できないなら、経験のある人に意見を求めることも有効である。
行き詰まりは、努力が無駄だったことを意味しない。むしろ、自分の弱点や課題を具体的に知る機会でもある。大切なのは、すぐに別の道へ移ることではなく、原因を分けて考え、改善できる部分から手をつけることだ。その過程で身につけた考え方や粘り強さは、たとえ将来違う分野に進むことになっても、確かな支えになるだろう。
B
一つのことに懸命に取り組んでいると、視野が狭くなり、自分がどこでつまずいているのかさえ見えなくなることがある。そんな時に、さらに力を入れれば必ず状況が変わるとは限らない。あえて少し距離を置き、別の作業をしたり、異なる分野の人と話したりすることで、思いもよらない解決の糸口が見える場合もある。
もちろん、距離を置くことは、あきらめることと同じではない。いったん離れることで、自分がこれまで何を積み上げてきたのかを客観的に捉え直せることもある。もしその後、別の分野に挑戦することになったとしても、以前の努力によって得た知識や姿勢は失われない。むしろ、新しい場所で他の人にはない強みとして働くことがあるのだ。
60. 行き詰まりを感じた時の対処のしかたについて、AとBはどのように述べているか。
2
1) AもBも、努力の量を増やせば必ず状況は改善すると述べている。
2) Aは原因を分析し、改善できる部分から取り組むべきだと述べ、Bは一度距離を置いて視野を広げることも有効だと述べている。
3) Aは早めに別の道へ移るべきだと述べ、Bは同じ分野にとどまり続けるべきだと述べている。
4) Aは経験者の意見に従うべきだと述べ、Bは他人に相談せず自分だけで考えるべきだと述べている。
2
3
61. AとBの認識で共通していることは何か。
2
1) 行き詰まりを感じたら、努力の方向を変えずに続けることが最も重要だ。
2) 努力して身につけたものは、状況や分野が変わっても役に立つことがある。
3) 一つの分野で成果が出ない場合は、すぐに別の分野を選ぶべきだ。
4) 自分の弱点は、他人から指摘されなければ気づくことができない。
2
3
問題12. 次の文章を読んで、後の問いに対する答えとして、最もよいものを、1. 2. • 3. • 4 から一つ選びなさい。
以下は、あるベテランの料理人が書いた文章である。
和食であれ洋食であれ、料理人は厨房に立つと、無意識のうちに自分の技術や感性を皿の上に示そうとするものです。表現者として自己主張したい欲求がある以上、それは(注1)いたしかたないことかもしれません。しかし、プロとしてお金をいただく立場であると自覚したとき、過剰な自己表現は抑えられなければなりません。(中略)
独りよがりな味付けになっていないかを知るためには、(注2)折あるごとに①
自らの舌を疑ってみなければなりません
。よいレシピを思いついても、それが本当にお客様の口に合うのかを問い直す。自画自賛に陥っていないだろうか、と。なぜなら、プロの料理とは、作り手の好みを食べる側に押し付ける行為ではなく、食べる人の味覚や体調と調和する接点を探る作業だからです。もちろん、提供する場によって求められる個性は異なるし、己の哲学をぶつけていい場合もあります。
例えば、一日数組限定の店で、あなたの独創性を求めて来る客に対してなら、自我を抑える必要などないでしょう。自分の哲学を表現した一皿に感動してくれる人は、一定数いるはずだからです。たとえ一部の客の口に合わなくても、その評価の責任は自分で背負えばいい。あるいは「あなたならではの味」を期待されて依頼を受けた仕事なら、思いきり自分の料理を作ればいい。ただし、予算や衛生管理の基準を無視して関係者に迷惑を掛けることは、むろん許されませんが。
では、病院の食事や学校給食のメニューはどうでしょうか。こうした食事は、年齢や健康状態、文化的背景すら異なる人々が日々口にするものであり、場合によってはアレルギーなど命に関わるため、誰もが安心して食べられる普遍性が最優先されます。つまり、こうした現場で作り手の強い「自我」は、どこからも求められてはいないのです。同様のことは、幅広い人々が口にする市販食品の開発にも言えるし、食材の廃棄問題や栄養管理にまで考えを及ぼすとすれば、料理人のわがままが入り込む余地などどこにもないのではないでしょうか。
このように、料理は対象によって果たすべき役割が異なります。だからこそ、自分の置かれた状況を客観的に見極めなければなりません。それでも、料理人である限り「自分の味を作りたい」という欲求は出てきてしまうものなので、自分の料理を客観的に評価するのは容易ではありません。しかし、常に食べる相手や周囲の環境を優先し、それらを理解する習慣がつくと、「個性」という厄介な(注3)呪縛から解放され、今本当に作るべき料理がおのずと浮かび上がってくる。その料理の主役は作り手ではなく、あくまでそれを味わう人なのです。
(注1) いたしかたない:しかたない
(注2) 折ある:機会がある
(注3) 呪縛:縛り
62. ①
自らの舌を疑ってみなければなりません
とあるが、なぜか。
3
1) 料理のプロとしては、自信過剰にならずに自分の技術を常に磨き続けなければならないから。
2) 料理のプロとしては、作り手の好みを押し付けず、食べる側と調和する味を見極める必要があるから。
3) 料理のプロとしては、新しいレシピの価値をお客様に論理的に説明しなければならないから。
4) 料理のプロとしては、いかなる場合でも自分の個性を料理に表してはいけないから。
2
3
63. 料理人の「自我(個性)」について、筆者の考えに合うのはどれか。
3
1) 高級な店であっても、作り手の自我より誰もが安心できる普遍的な味が優先される。
2) 対象が何であれ、プロの料理人は自己表現を完全に抑えるべきだ。
3) 普遍性が求められる給食などの現場のほうが、自我が求められる店より一般的だ。
4) 提供する場所や食べる人の目的によって、料理人に自我が求められる度合いは異なる
4
3
64. 料理の仕事に対する姿勢について、筆者はどのように考えているか。
3
1) 食べる相手や環境を客観的に理解することで、なすべき料理が自然と見えてくる。
2) 厄介な自我を完全に消し去ることで、どんな客にも喜ばれる料理を作ることができる。
3) 個性という呪縛を断ち切るために、自分自身の哲学を深く見つめ直すことが必要だ。
4) 相手の意見を優先するだけでなく、料理人としての自分の味を確立することが大切だ。
1
3
問題13 右のページは、ある市の文化体験フェスティバルの参加者募集の案内である。下の問いに対する答えとして最もよいものを、1・2・3・4から一つ選びなさい。
65. みどり市に住む62歳の田中さんは、14日の午前に「A 伝統文化体験」、同じ日の午後に「B ものづくり体験」に参加したいと考えている。田中さんの支払う金額はいくらになるか。
3
1) 体験料2700円から500円を割り引いた金額
2) 体験料2700円から500円を割り引いた金額と材料費1200円
3) 体験料2700円と材料費1200円
4) 体験料2700円と材料費400円
2
3
66. 会社員の鈴木さんは、15日(日)の午後に「C 現代アート体験」に参加する予定である。Webで申し込み、参加費の支払いはすでに済ませており、スマートフォンで電子チケットを提示できる。鈴木さんが参加当日にしなければならないことは何か。
3
1) 朝、ホームページで実施場所を確認し、受付時間内に電子チケットを提示する。
2) 朝、市役所に電話で実施の有無を確認し、会場で参加費を支払う。
3) 13時までに市役所ホールへ行き、座席番号を受け取る。
4) 参加費は支払い済みなので、受付をせずに直接会場に入る。
1
3
みどり市文化体験フェスティバル
参加者募集
みどり市では、文化や芸術を気軽に体験できるフェスティバルを開催します。
<開催概要>
プログラム
A 伝統文化体験
B ものづくり体験
C 現代アート体験
内容
茶道・書道
陶芸・染め物
デジタルアート制作
会場
市民会館 和室
工芸センター
市立美術館前広場
日時
11月14日(土)・15日(日)
午前の部 10時〜12時 / 午後の部 13時30分〜15時30分
定員
各回20名
各回24名
各回30名
体験料
1,200円
1,500円
1,000円
材料費
400円
800円
なし
<参加費について>
・支払う金額は、体験料と材料費の合計です。
・みどり市在住の60歳以上の方は、参加するプログラム数にかかわらず、体験料の合計から500円を割り引きます。ただし、材料費は割引の対象になりません。
・同じ時間帯に複数のプログラムへ参加することはできません。
<参加資格>
中学生以上の方
<申し込み方法>
・Webフォーム、郵送、または市民会館窓口でお申し込みください。
・Web申込は申込時に支払い、電子チケットが発行されます。郵送・窓口申込は、参加決定通知後、10月30日(金)までに市民会館窓口でお支払いください。
<参加当日の受付>
・受付は、各プログラム開始30分前から10分前まで、各会場で行います。
・Webで支払い済みの方は電子チケットを、郵送または窓口で申し込んだ方は参加券を提示してください。
<C 現代アート体験について>
Cは屋外会場で実施します。雨天や強風の場合は、市立美術館内の講座室に会場を変更します。実施場所は、当日の朝8時にホームページでお知らせします。電話による確認は受け付けていません。
<その他>
・必要な道具は主催者が用意します。飲み物は各自でご持参ください。
【応募・問い合わせ先】
みどり市文化体験フェスティバル事務局
〒320-1122 みどり市中央区3-4 みどり市役所内
電話:045-888-9999
ホームページ:https://www.midori.city.lg.jp/taiken/
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